事業に失敗したことから学ぶ
どもども
新卒ながら本当に恵まれた会社なので、新プロダクトのB/S,P/Lからすべてを任してもらい、必死こいて2か月走ってきました。
結果として、まだわかりませんが、失敗に終わる可能性が出てきました。
完全な赤字。
最近正直つらかった。
本当に自分がなんて無力なのか。
自分がどれだけ臭いものにふたをして 逃げてしまうしょうもない人間か思い知った。
負けを受け入れたくなかった。
いつかは俺のことだからうまくできると思っていた。
でも、現実は甘くない。
今回はなぜ失敗したのかを冷静な、しかし心が熱いうちに書き留めることで次回に活かしたいと考える。
さて失敗した要因だが下記3点だと考える
①競合を明確に分析していなかった。だからこそ、構造的に自分たちのサービスが何が異なるか明確化できなかった。
②マーケットの顧客の反応を聞ききれなかった。(課題解決になっていなかった)
③目的、ゴールから数値を逆算する力がなかった。
詳しく見ていきたい。
①競合を明確に分析していなかった。だからこそ、構造的に自分たちのサービスが何が異なるか明確化できなかった。
→自分は全く新卒市場において他のサービスがどんなものがあるのか理解していなかった。
何がちがうのか?なぜそこにお金をみんな払うべきなのか、構造的にわかっていなかった。
形式の違いが何を生むのか?
他社と何が違うのか?
そこを構造的に見れなかった。もし2か月前に戻るなら、どんな風にやるかではなく、何が構造上異なるのかを明確にし、買うべき理由を明確化したであろう。
②マーケットの顧客の反応を聞ききれなかった。(課題解決になっていなかった)
→客が困っていることを解決するからお金を頂ける。こんなに簡単なことなのに、そこをわかっていなかった。今回スタートから、予算、売上、イベント形式、おそらくこんな人を集めればよいというところは言い渡されておったが、本当はそこで気づくべきであった。
「この事業は誰のどんな課題を解決するのだろう?」
オナニーのように自己満足で走ってしまった。走り出してしまった。
改めて見せたい自分の理念に酔っていただけだと感じた。
理念が崇高なのは良い。それで人の共感は得れる。
でも金は得れない。
人の協力は思い、共感で得れるが、お金は等価交換。
お金は自分じゃできないことをしてくれるからこそ払うものである。
そこを理解していなかった。
本当に俺が目指すべき商売人
それは
「客の課題を解決し、お金をもらうことで結果としてそのサイクルが自分の成したい世界を形成することに手助けしている」
こんな仕組みをつくれる商売人になるべきだ。
SHOWROOMの前田さんだって、「アイドルになりたいけど今更なれないしなる場所がない」という課題を解決した。
そしてそこにお金が生まれれば、事業が回れば「すべての人が努力すれば報われる世界」という理念を達成することができる仕組みを作り上げた。
足りなかった
課題解決にのみ人はお金を払う。
③目的、ゴールから数値を逆算する力がなかった。
→なぜあんなざっくりとした営業計画にしてしまったのだろう。
正直やり方はわからなかった。でも、学ぶべきだと感じた。まだまだお金の取り方もへたくそである。
でも、計画的にこれだけは売り上げが上がるはずという明確な読みがなかった。だから最初はやみくもにかけた。
どこがお金が出るべきところかしっかり考えきれなかった。最後に、気づいたぐらいであろう。
「いつまでに、どんな状態にならないとだめなのか?」
「それを成すには何をしないといけないのか?」
常々偉そうに他人にいっていたにもかかわらず、自分自身はできていなかった。
全くといっていいほど。
ただ、学んだこともたくさんある。
①人のマネから入っても結局事業は自分だけのオリジナルなものになっていく
→自分も最初は完全にマルパクリした。
でもそのおかげで、マルパクリであってもやっていくうちに自分たちオリジナルのものになっていくことを知れた。
これは自分にとって非常に大きな成長。思えばメルカリも最初はヤフオクのぱくりと言われた。
今やどうだろう?お金の動きを少し変えただけで全く異なる価値を出している。
これは今後起業するうえで非常に重要になってくる学びであろう。
②協力者の目線にいかに何度も自分のしてほしいことを出すか
→人は動かない。その前提でいたほうが良い。
だからこそ、消費財CMのように何度も目に入れることが大事だ。
そうすれば自然と人のプライオリティーは上がってくる。
本当に多くのことを学べた。
いかに自分が力がないかも思い知った。
経営者としてキャッシュフローをいかにコントロールするかも勉強不足だ。
必ずだれが金を出すのか?その人の課題を解決しているだろうか?
出すべき理由は明確か?
ここを突き詰めて次にこのようなチャンスを頂きた際は必ず成功を収めたい。
そのうえで自らの理念を成し遂げるビジネスを創る。
起業家としての一歩は間違いなく歩めた。
俺はやる。
周りは周り。
今回の失敗にありがとう。